【ニュースリリース】
藤田医科大学病院にて「遠隔面会サイネージロボット」の実証実験を実施
~コロナ禍/アフターコロナを見据えた自律移動型ロボットの可能性を検証~
2022年5月11日(水)
THKは、愛知県が実施するサービスロボット社会実装推進事業「あいちロボットトランスフォーメーション(以下、ARX)」に参画しており、このほど藤田医科大学病院(愛知県豊明市沓掛町田楽ヶ窪1番地98)にて、自律移動を可能とするSEED Solutions Platform Robots 「遠隔面会サイネージロボット」の実証実験を実施しました。
愛知県が実施するARXは、サービスロボットの社会実装を促進するため、県内の様々な施設でサービスロボットの実証実験を実施し、先端的な社会の姿を県内外に情報発信することを目的としています。
ARXに参画するTHKは、コロナ禍/アフターコロナでの「新しい生活様式」に対応した最先端サービスロボットを社会実装すべく、このほど藤田医科大学病院の回復期リハビリテーション病棟にて、「遠隔面会サイネージロボット」を用いた実証実験を実施しました。
「遠隔面会サイネージロボット」は、自律型の走行台車と、情報デバイスとしてデジタルサイネージ(電子看板)を組み合わせた自律移動型ロボットです。走行台車は狭所でも全方向移動、360°旋回が可能で、サイネージはマルチメディアコンテンツの視聴や検温モニターなど、多彩な用途に活用できます。
実証実験では、新型コロナウイルスの影響で面会が制限されるなか、患者さんとそのご家族、そして医療関係者との間で遠隔による面会を通して患者さんの心のケアが行えるよう検証しました。例えば、「遠隔面会サイネージロボット」が患者さんのもとまで自律移動していき、患者さんは40インチの等身大のモニターを通してご家族と会話をし、患者さんはリハビリをしながら面会を楽しむことができます。「遠隔面会サイネージロボット」の効果としては、医療関係者の業務効率化や感染リスクの低減を図るとともに、患者さんがご家族と面会できることはリハビリの大きな励みにもつながり、病院、患者さん双方の満足度向上が期待されています。THKでは、実用化に向けた継続的な改善を行いながら、全国の医療機関、福祉施設などに早期導入できるよう努めてまいります。
THKでは、機械要素部品のトップメーカーとして培ってきたコア技術をもとにサービスロボットの開発を重ねてまいりました。蓄積したノウハウを最大限に活かすことで、コロナ禍/アフターコロナにおける人手不足や感染症拡大といった社会的課題の解決支援を行ってまいります。
>> 藤田医科大学(愛知県豊明市沓掛町田楽ヶ窪1番地98 学長:湯澤 由紀夫)のプレスリリースはこちら
>> SEED Solutions Platform RobotsのWebサイトはこちら
>> あいちロボットトランスフォーメーション(AICHI ROBOT TRANSFORMATION)のWebサイトはこちら
患者さんのところまで自律移動 |
遠隔で医療関係者と会話 |
リラックスした状態でご家族と面会 |
「遠隔面会サイネージロボット」の実証実験映像
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