【ニュースリリース】製造業向けIoTサービス「OMNIedge」~ボールねじのサービスを提供開始~
2020年11月16日(月)
2020年1月に販売を開始した製造業向けIoTサービス「OMNIedge」(オムニエッジ)の第二弾として、ボールねじをラインナップに追加しました。さらに、2021年1月には第三弾として、回転部品の予兆検知サービスを開始する目的で、30社を対象とした無償トライアルを実施いたします。
「OMNIedge」は2020年1月、第一弾としてLMガイドに対応するサービスの正式販売を開始しました。導入ユーザーからは多くのご評価とご要望をいただいており、あらゆるユーザーが最適に使えるソリューションサービスの拡大を目指してまいります。
今回、第二弾として、待望のボールねじがサービスのラインナップに加わりました。LMガイドとセットで使用されることが多いボールねじも、予兆検知のニーズが高く、早期のサービス提供が望まれていました。
さらに今後は、「OMNIedge」の適用範囲を回転部品やアクチュエータなどにも拡げる予定です。機械要素部品の予兆検知を基盤とした装置全体の健康管理へと進展させます。
THKは今後も本サービスを通じて、製造現場の持続的な生産性向上に貢献してまいります。
特長
ボールねじの異音・異常振動を見える化
THKは、ボールねじにセンサを装着し、収集したデータを数値化、状態を可視化する独自技術「THK SENSING SYSTEM」を確立しました。これにより、ボールねじの異音、異常振動を数値化して検知することが可能となります。
保全作業の効率化で生産性向上
部品の状態を数値化する「OMNIedge」を用いることで、従来、現場作業員の経験と感覚による確認・判断に頼っていた装置の保全作業に計画性を持たせることが可能となります。それにより、作業員の経験やスキルに左右されることなく保全作業を効率化でき、予備在庫の管理コスト削減に寄与します。さらに、保全の形態をこれまでの時間管理から状態管理に移行させることで、部品交換時期を適正化し、設備稼働率を高め、現場の生産効率を全体として向上させることができます。
製造業の課題解決に貢献
国内の製造業では、製造設備の保全作業に際し、熟練工の感覚に頼らざるを得ない場面がある一方、熟練工の高齢化や人手不足により技能継承が難しくなっている点が近年の重要課題として挙げられます。THKは、その課題を解決する手立ての1つとして、装置の保全作業の一端を担う「OMNIedge」をパッケージ化。ハードルが高いとされてきた製造業におけるIoTを、リーズナブルな価格で簡単に導入できる仕組みを取り入れています。
製造業向けIoTサービス「OMNIedge」
サービス概要
「OMNIedge」は、機械要素部品にセンサを取り付け、「THK SENSING SYSTEM」を活用し、独自のアルゴリズムによって収集したデータを、安全な通信網を介して数値化、解析することで状態診断、予兆検知を実現するシステムです。センサ、アンプ、通信機器一式を通信費込で提供するパッケージ型サービスで、「簡単」「安全」「初期コストゼロ」を実現しました。
利用料金
1装置 月額 8,000円~(2年契約)
「OMNIedge」紹介WEBサイト
「OMNIedge」イメージ図
シングル版
マルチ版
第三弾企画 回転部品の「OMNIedge」無償トライアル募集
概要 |
THKは、「OMNIedge」のさらなるラインナップとして、回転部品に対応したサービスの提供開始を予定しています。本格展開に先立ち、トライアル導入を希望される企業30社に対して無償トライアルを実施いたします。「OMNIedge」に共感し、THKとともにお取り組みいただけるパートナー企業を募集いたします。 |
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対象部品 | ポンプ、モータ、コンベア、ファンなどの回転部品 |
使用するセンサ | 無線センサ(バッテリ内蔵タイプ、電源供給タイプの2種類を準備しております。) バッテリ内蔵タイプ 電源供給タイプ |
収集できるデータ | 振動、温度、音 |
募集期間 | 2020年11月16日(月)募集開始 パートナー企業決定後、募集終了※ ※募集パートナー企業30社につきましては、エントリーの上、厳正なる審査に基づいて決定いたします。 |
応募方法 | お申込みフォームからお申込みください |
製品に関するお問合せ窓口
報道に関するお問合せ窓口
マーケティングPR部 製品情報・広報企画促進課 担当:中川 / 石川 TEL:03-5730-3845 E-mail:thk-sp@thk.co.jp |