【ニュースリリース】THK、ミズノ共同開発
人型サービスロボット専用の空冷ウエア「エアリージャケット」を
搭載したSEED-Noid TypeG を公開
THK株式会社(東京都港区 代表取締役社長 寺町 彰博、以下 THK)とミズノ株式会社(大阪市住之江区 代表取締役社長 水野 明人、以下 ミズノ) は、2018年10月17日に発表いたしました人型サービスロボット専用の空冷ウエア「エアリージャケット」の共同開発について、このたび開発が完了したため公開いたします。エアリージャケットは、サービスロボットの活用における連続稼働、防塵、衛生面などの課題を解決し、労働人口の減少を背景に拡大するロボット市場においてその活用領域をひろげます。
THKは、本製品を自社開発のプラットフォームロボットSEED-Noid TypeGの標準服として採用し、2020年内の販売開始予定。今月18日より開催の国際ロボット展弊社ブースにて先行公開いたします。
製品概要
サービスロボットの活用における様々な課題を解決しています。
1.排熱性の向上
腕先に搭載した小型吸気ファンにより、腕モータから発する熱を効率よく袖口に排出し、本製品を着用していない機体に比べて-10℃程度の機体温度で連続稼働を実現。熱による機能停止を防ぎます。
2.異物侵入低減
エアリージャケットで全身をカバーする事によって、内部への異物の侵入低減を期待できます。
ハンド部分は合皮、腕部分は耐久性の高いタフブレーカーを使用。
3.親和性の向上
スレンダーな外見と機構部品の露出が少ない為、人環境に置かれても、恐怖感や圧迫感が低減されます。
4.デザイン性の向上
ロボット独自の関節構造にも対応しつつ、インナーウエアにも利用できる細身のパターンを実現。胴体部分は昇華プリントにより、ユーザー様のご要望に合わせたデザインに変更できます。
エアリージャケットの上に、人間用の衣服を着せることも可能です。
5.洗濯可能で衛生的
洗濯可能な生地を使用し、配膳や品出しを行う環境でも衛生的な使用が可能。
ロボットの排気も人や搬送物にかからない位置に設置しています。
製品公開
・展示会名:国際ロボット展
・開催日程:2019年12月18日(水)~21日(土)
・会場:東京ビッグサイト 西2ホール
・ブース番号:W2-25
本件に関する問い合わせ窓口
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