Hannover Messe(ドイツ・ハノーバー)に
製造業向け新IoT サービス「OMNIedge」を出品
2019年3月29日
THKは、2019 年4 月1 日~5 日までドイツ・ハノーバーで開催されるHannover Messeに出展いたします。THK ブースでは、主力製品のLM ガイド、ボールねじ、電動アクチュエータの出品をはじめ、ブース内の特別エリアに、簡単・安全・グローバルに運用可能な製造業向け予兆検知アプリケーションである「OMNIedge」を初出品し、デモンストレーションの実演をいたします。欧州市場でのサービス開始時期は2020 年度中を予定しており、本年度は無償トライアル顧客の募集を開始予定です。
Hannover Messe
4月1日(月)~5日(金)の5日間、ハノーバー国際見本市会場にて開催される
「Hannover Messe」に出展致します。皆さまのご来場を心よりお待ちしております。
開催概要
展示会名称 | Hannover Messe |
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日時・時間 |
2019年4月1日(月)~ 5日(金)
9:00~18:00 |
入場料 | 有料 ※事前登録はこちら |
会場 | ハノーバー国際見本市会場 |
ブース番号 | Hall 17, C42 |
製造業が抱える課題
先進国における製造業では、高齢化などにより離職が進み、労働力不足の深刻化が懸念されております。これにより、現在手作業に依存している製造装置の保守点検作業の自動化や、故障予兆検知をシステム化するニーズが高まっており、製造装置メーカーは、独自に制御装置のデータ取得や設備状態を可視化する試みを進めています。
しかしながら、製造装置全体の不具合を検知したとしても、故障部分の特定には熟練した保守点検作業員の感覚による診断が必要な状況となっております。また、各部品のセンシングデータを取得した場合でも、部品の専門知識がなければ、データ解析ができず、故障検知に至らないケースが多くあります。さらに設備状態を可視化するIoT システム構築には、工場内ネットワークとの接続などIT に関する専門知識と多額の初期・運用費用が必要となるため、システムを導入できないケースも多く存在します。
THK が提供する「THK SENSING SYSTEM」
THK は製造業における課題を解決するため、現場の装置に後付けが可能な専用センサにより主要部品であるLM ガイド※、及びボールねじの損傷状態をデータとして取得し、可視化できる技術「THK SENSING SYSTEM」を開発しました。本技術は製造装置全体ではなく、故障要因となる主要部品の状況を直接、計測・診断することで、損傷部分を特定することが可能となります。
THK が提供する製造業向け新IoT サービス「OMNIedge」
「THK SENSING SYSTEM」に加えて、シスコ社のエッジコンピューティングルータ、もしくはスマートフォンに集約したデータを、ドコモ社のモバイル回線を介してセキュアに収集することにより、予兆検知の実現に向けたTHK の新サービス「OMNI edge」として提供いたします。「THK SENSING SYSTEM」で取得したデータを用いることで、LM ガイド、及びボールねじの状態診断や装置の予兆保全を可能とするアプリケーションとしての提供が可能です。
「OMNIedge」の最大の特徴としてIoT 化に必要なデータ収集・蓄積・分析といった設計・構築作業を自動化することで、IT 担当者不在の製造現場でも簡単かつ短期間での導入を可能とし、保守運用に関してもトータルサポートを実施することで、お客様の負担を軽減いたします。
本件に関する問い合わせ窓口
THK株式会社 IOTイノベーション本部 |